脂肪幹細胞分離培地 - 株式会社バイオ未来工房オフィシャルサイト

BSCM-SP1 間葉系幹細胞分離培地
(アニマルフリー・アルブミンフリー)

ヒト・動物由来原料やアルブミン由来原料を含んでいない安全性の高い再生医療研究用培地

概要

特長

・無血清、ゼノフリー、アニマルフリー、アルブミンフリー

→安全性を重視した培地、自己血清を使用した自家培養が可能

→ロット間の性能差が小さい

・ヒト間葉系幹細胞の分離培養に特化

→配合変更により増殖安定性が向上

・冷蔵輸送、冷蔵保管

→取り扱いしやすい

・分化能(脂肪、骨芽、軟骨、神経細胞)の維持

・細胞表面マーカー(CD73,90,105)の保持

・培養容器へのコーティング不要

・Made in Japan


※血清を添加してご使用ください。
※研究用試薬となります。

アルブミンフリーについて

アルブミンフリーとは、組み換えアルブミンを含むアルブミンが含まれていない培地のことで、主に自家培養や目的の血清を使用するために開発されました。また、一般的な増殖培地の多くを占めるアルブミンを添加しないことで。ヒトや動物だけでなく微生物由来の原料も可能な限り抑えています

使用方法

  • 開封後、抗生剤を培地ボトルに直接添加してから使用してください。
  • ヒト血清やFBSは培養する都度添加(1~3%)してください。(培地ボトルに直接血清を添加しないことをおすすめします。)
  • 幹細胞分離基材(BMK-R003)で幹細胞を分離する際に使用する専用培地です。(幹細胞分離基材の使用方法も併せてご確認ください。)

製品データ

hASC・・・・・ヒト脂肪由来幹細胞

hWJ-MSC・・・ヒト臍帯ホウォートンゼリー由来幹細胞

細胞形態・増殖能

幹細胞分離基材を使用して、ヒト脂肪組織をBSCM-SP1 脂肪幹細胞分離培地(1%ヒト血清添加) で培養した際のhASC(ヒト脂肪由来幹細胞)の増殖を確認した。

培養5~6日目から基材の線維に沿ってoutgrowthしているhASCの存在が確認できる。細胞が少ないと見つけるのが難しい。

培養9~10日経過すると、hASC が基材に沿ってoutgrowthしていることがはっきりと確認できる。

培養10~14日経過すると基材全体に増殖する。基材全体の10~20%程度hASCが占めるようになったら基材からASCを回収する。

細胞表面マーカー


6継代後のhASCの細胞表面マーカーの発現を確認した結果、間葉系幹細胞(MSC)に特徴的な表面マーカー(CD73,90,105)の発現を確認できた。

分化能

6継代後のhASCを各細胞に分化誘導して染色した。

脂肪細胞・・・Oil Red O染色

骨芽細胞・・・Alizarin Red S染色

軟骨細胞・・・Alcian Blue染色

神経細胞・・・免疫蛍光染色(TUBB3)

製品内容

製品番号 BMK-S001
製品名 BSCM-SP1
脂肪幹細胞分離培地
(アニマルフリー・アルブミンフリー)
容量 200ml
入数 1本
保存 冷蔵(2~8℃)
希望販売価格 見積・注文フォームよりお問い合わせください。



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