概要
- ヒトの脂肪や臍帯、骨髄、歯髄等の組織から幹細胞を分離、増殖させることに特化した培地です。
- 幹細胞分離基材を併せてご使用ください。
- 配合変更により、これまでの特長を保持したまま増殖能を向上させました。
BSCM-SP1 間葉系幹細胞分離培地
(アニマルフリー・アルブミンフリー)
→安全性を重視した培地、自己血清を使用した自家培養が可能
→ロット間の性能差が小さい
→配合変更により増殖安定性が向上
→取り扱いしやすい
アルブミンフリーとは、組み換えアルブミンを含むアルブミンが含まれていない培地のことで、主に自家培養や目的の血清を使用するために開発されました。また、一般的な増殖培地の多くを占めるアルブミンを添加しないことで。ヒトや動物だけでなく微生物由来の原料も可能な限り抑えています
幹細胞分離基材を使用して、ヒト脂肪組織をBSCM-SP1 脂肪幹細胞分離培地(1%ヒト血清添加) で培養した際のhASC(ヒト脂肪由来幹細胞)の増殖を確認した。
培養5~6日目から基材の線維に沿ってoutgrowthしているhASCの存在が確認できる。細胞が少ないと見つけるのが難しい。
培養9~10日経過すると、hASC が基材に沿ってoutgrowthしていることがはっきりと確認できる。
培養10~14日経過すると基材全体に増殖する。基材全体の10~20%程度hASCが占めるようになったら基材からASCを回収する。
6継代後のhASCの細胞表面マーカーの発現を確認した結果、間葉系幹細胞(MSC)に特徴的な表面マーカー(CD73,90,105)の発現を確認できた。
6継代後のhASCを各細胞に分化誘導して染色した。
脂肪細胞・・・Oil Red O染色
骨芽細胞・・・Alizarin Red S染色
軟骨細胞・・・Alcian Blue染色
神経細胞・・・免疫蛍光染色(TUBB3)
製品番号 | BMK-S001 |
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製品名 | BSCM-SP1 脂肪幹細胞分離培地 (アニマルフリー・アルブミンフリー) |
容量 | 200ml |
入数 | 1本 |
保存 | 冷蔵(2~8℃) |
希望販売価格 | 見積・注文フォームよりお問い合わせください。 |
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