Concept

コンセプト

単細胞生物は、生命=CELLであり、生命の死とCELLの死は一致している。しかし、ヒトなどの多細胞生物(生命)もCELLから誕生するが、生命は死んでもCELLは生存できる。この不一致に多細胞生物のCELLに興味と可能性を感じて研究を行っています。
細胞培養の経験者であれば、たった1個の細胞が増殖しても全てが同じ細胞ではなく、僅かに形態や性質が異なる細胞が現れることに気付いているだろう。細胞は小さな変化(変異)を起こして、それが進化に繋がっているのかもしれません。細胞には解明されていない重要な性質や意味があり、その神秘性を持っています。
バイオテクノロジーは遺伝子操作から始まった技術であり、研究のツールとして重要であり、生命科学を飛躍的に発展させました。しかし、私たちは流れに逆行するかもしれないが、遺伝子操作を使わずCELLの持っている能力を細胞培養という環境によって引き出す方法、技術でCELL事業化を進めたいと考えています。

細胞を「いかす」
技術の開発と
それを伝えること

「いかす」には二つの意味があり、細胞を共存させる「生かす」と細胞を利用する「活かす」で、目的に応じた細胞培養法の確立を目指しています。