BSCM-SP1 脂肪幹細胞分離培地
(アルブミンフリー)

ヒト・動物由来原料やアルブミン由来のウイルス感染リスクを排除した安全性の高い再生医療研究用培地

特長

・ヒトの脂肪組織から脂肪幹細胞を分離増殖させることに特化した培地

(幹細胞分離基材と併せてご使用ください。)

・安全性が高い

アルブミンフリー(アニマルフリー)を分離可能
※ご自身で用意した血清を1~2%程度添加して使用してください

・分化能の維持

・ロット間の性能差が小さい

・培養容器へのコーティング不要

・冷蔵保管

・Made in Japan

アルブミンフリーについて

アニマルフリーとは、ヒト・動物由来原料が含まれていない培地のことで、アルブミンフリーとは、アニマルフリー+組換え等のアルブミンが含まれていない培地のことです。ヒトや動物由来原料が培地中に含まれていると、ウイルスへの感染リスクがあるため、それらのリスクを排除した安全性の高い培地となっています。ヒト、動物由来原料以外にも植物や微生物由来原料の使用もできるだけ抑えるためにアルブミンフリーの培地にしています

使用方法

  1. 血清(ヒト血清、FBSなど)を培養する都度添加して使用してください。
  2. 抗生剤(ペニシリン、ストレプトマイシン、アムホテリシン)は添加済です。
  3. 幹細胞分離基材(BMK-R003)で脂肪幹細胞を分離する際に使用する専用培地です。
    (幹細胞分離基材のパンフレットも併せてご確認ください。)

製品データ

hASC・・・・・ヒト脂肪由来幹細胞

hWJ-MSC・・・ヒト臍帯ホウォートンゼリー由来幹細胞

細胞形態・増殖能

幹細胞分離基材を使用して、ヒト脂肪組織をBSCM-SP1 脂肪幹細胞分離培地(1%ヒト血清添加) で培養した際のhASC(ヒト脂肪由来幹細胞)の増殖を確認した。

培養5~6日目から基材の線維に沿ってoutgrowthしているhASCの存在が確認できる。細胞が少ないと見つけるのが難しい。

培養9~10日経過すると、hASC が基材に沿ってoutgrowthしていることがはっきりと確認できる。

培養10~14日経過すると基材全体に増殖する。基材全体の10~20%程度hASCが占めるようになったら基材からASCを回収する。

細胞表面マーカー

6継代後のhASCとhWJ-MSCを脂肪細胞、 骨芽細胞、軟骨細胞に分化誘導して染色し た結果、各細胞に分化した。(写真はhASCから各細胞に分化誘導して染色した写真)

分化能

6継代後のhASCとhWJ-MSCを脂肪細胞、 骨芽細胞、軟骨細胞に分化誘導して染色し た結果、各細胞に分化した。
(写真はhASCから各細胞に分化誘導して染色した写真)

Oil Red

Alizarin Red

Alcian Blue

製品内容

製品番号 BMK-S001
製品名 BSCM-SP1
脂肪幹細胞分離培地
(アルブミンフリー)
容量 200ml
入数 1本
保存 冷蔵
希望販売価格 16,000円
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