単細胞生物は、生命=CELLであり、生命の死とCELLの死は一致している。しかし、ヒトなどの多細胞生物(生命)もCELLから誕生するが、生命は死んでもCELLは生存できる。この不一致に多細胞生物のCELLに興味と可能性を感じて研究を行っています。
たった1個の細胞が増殖しても全てが同じ細胞ではなく、僅かに形態や性質が異なる細胞が現れます。細胞は小さな変化(変異)を起こして、それが進化に繋がっているのかもしれません。細胞には解明されていない重要な性質や意味があり、その神秘性を持っています。
バイオテクノロジーは遺伝子操作から始まった技術であり、重要な研究のツールとして生命科学を飛躍的に発展させました。我々の会社では、できるだけ遺伝子操作を使わずにCELLの持っている能力を細胞培養という環境によって引き出す方法、技術の開発に取り組んでいます。